INTRODUCTION
イントロダクション
STORY
ストーリー
CAST
キャスト
DIRECTOR'S
INTERVIEW
監督インタビュー
STAFF
スタッフ
TRAILER
予告編
THEATER
劇場情報
NEWS
新着情報
INTRODUCTION
イントロダクション
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ストーリー
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キャスト
DIRECTOR'S INTERVIEW
監督インタビュー
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劇場情報
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新着情報
自分しか知らないはずのおまじないの言葉を唱えられているようで、驚いた。
わかり合えないひとり同士であるからこそ、わかり合えないという一点で、またいつか私たちは交われるのかもしれない。どんなに景色が変わっても消えない、消せない灯りとこの街の記憶。それに包まれて生きるたくさんの「ひとり」に、映画が届いてくれるならと願わずにはいられなかった。
浅倉奏
Bunkamuraル・シネマ
この不思議なタイトルに誘われ、映画が観終わるころには「ああ、私って見はらし世代だったんだ」と腑に落ちていた。
効率的で合理的な都市の移ろいが、等身大でそこにある。その無機質さのなかで、あまりに人間らしい彼のまなざしが、胸に焼きついて離れない。
小川紗良
文筆家・映像作家・俳優
いつまで経っても再開発が終わらない〈街〉と、永遠に埋まらない喪失を抱えた〈家族〉──そこから溢れてしまった者たちとわたしたちは今ふたたび出会い直すべきなのかもしれない。
この映画の女たちはどこかカラッとしている一方、男たちは涙を流し弱さを吐露する。何にも縛られない見はらしのよい表現が広がるこの作品に、日本映画の新たな展望を見た。
児玉美月
映画批評家
父権性や男らしい寡黙さ、不器用であることの肯定といった、この現在には何の意味も効力も持たない、しかし映画的かつ物語的になりやすい素材を、この若い監督は爽やかに残酷に切り捨てていく。その荒削りな「新しい景色」の今後に期待したい。
渋谷慶一郎
音楽家
“Brand New Landscape”という英題と、邦題の「見はらし」という言葉の開放感と共に、その裏に「裏・見はらし」=「恨みはらし」の陰がじっとりと張り付いている。
この、「過去を忘れるな」と「過去に囚われるな」を同時に訴える切実さは極めて個人的なところから出発していながら、最後にそれを「世代」と呼ぶことに、静かな決意表明を感じる。
従順でない素直さでもって、全てをフラットに取り込みながら生真面目でもある、軽さと重さを兼ね備えた新たな映画の時代を期待せずにはいられない。
荘子it
Dos Monos
衝撃だった。
新しい才能の誕生を、まさに目撃してしまった。
街の鼓動、若者たちの息遣い、時代のきしむ音。
それらすべてをひとつの映像に凝縮し、観る者の心を揺さぶる。
渋谷を描きながら、同時に「家族」という普遍的なテーマ、そして「いまの日本」を描ききった圧倒的な作品。
世界がいち早く気づいた──カンヌでの喝采は必然だ。
団塚唯我、この新しい才能から目を離すことはできない。
瀧本幹也
写真家・撮影監督
この映画の主たる被写体はきっと、風景(ランドスケープ)なのだと思います。もっと言うとそれは、明治通りの此岸から彼岸に見やる「みやしたパーク」。建築設計の世界に身を置く立場からも、行政代執行とその先に現れた極度に管理されたこの場所を、それでも「公園」と呼称し続けることへの違和感は、真っ先に表明せねばなりません。けれど同時に、これほどの設計機会をそれを理由に袖にできる建築家もいまい。映画という時空の中に監督は、そんな矛盾をそのままに見はらす、視点場を組み上げてしまった。建築家には決して設計することのできないランドスケープが見える場所を。
中山英之
中山英之建築設計事務所主宰
とにかく団塚唯我監督の信じられない優しさが詰まっています。
だけどもその中にとてつもない厳しさが入っています。
他には無い特別なものになっているのはそのバランスもあるのだろうと感じます。
劇場をあとにしたときに経験したことのない不思議な感覚に浸りました。
二ノ宮隆太郎
映画監督
痛いとか悲しいとか、いろんなことをポーカーフェイスでやり過ごせる大人になった自分の、まだぎりぎり柔らかくある部分をぎゅっと掴まれるような映画だった。
この若き監督が平熱を保ちながら人生を諦観するような、その深く正確な眼差しに強烈な魅力を感じた。さらにはセリフが秀逸で、痺れる瞬間の連続。
「こういう日本映画を見たかったのだ!」と、映画館を出た後もしばらく静かな興奮が続いた。
早川千絵
映画監督
彼にしか撮れない物語を引き受け、諦めなかった団塚監督に対して、
黒崎煌代がそのスリリングな表情で、
木竜麻生が逞しい眼差しで、
遠藤憲一が震えるような声や全身で、
井川遥が背中や微笑で応えている。
俳優たちの新たな魅力と同時に、この街この国の形、そしてさまざまな世代が見えてくる。
三宅唱
映画監督
『見はらし世代』バリアフリー版へのコメント
この作品は、どんな人でも1人の人間であり、傷つけ、傷つきながら今日を生き、過去に囚われながらも必死に明日を見つめて生きていかなきゃいけない。それが誰かから見れば、不正解と言われるような形であろうとも、それでいいんだよと、それが君の人生そのものなのだからと、色んな感情を全て抱きしめてくれる作品だなと感じました。
僕のように不器用ながらも今日を生きる色んな人に届いて欲しいなと思える作品で、そんな作品がより多くの人に届くよう、お力添え出来たことを嬉しく思います。
目が見えない方や目が見えにくい方々にも、作品を楽しんでもらえるように、この作品が届くように精一杯やらせていただきました。
そしてこの作品を通して、より多くの方に合理的配慮の提供というものがあることも知っていただけたら嬉しいです。
LEO
BE:FIRST
26歳の若き日本人映画監督、団塚唯我監督による長編デビュー作『見はらし世代』は、日本から届いた小さな奇跡のような作品です。
物語は、母の死から数年後に家族が再会する姿を描いています。
演出の優雅さ、東京の特定の街並みの描写において、この作品は非常に心を打つものがあり、家族や親子の関係を繊細に描き出すその手法には、まさに小津映画の豊かさと美しさが思い起こされます。
ジュリアン・レジ
カンヌ国際映画祭 監督週間 アーティステック・ディレクター
家族ドラマと都市デザインを融合させた鮮烈なデビュー作。
知的な早熟さと驚くほどの完成度。
The Hollywood Reporter
瞑想的なトーン、誠実な演技、静かな観察眼。
優雅な鑑賞体験を生み出している。
自信に満ちたデビュー作。
SCREEN
繊細な家族ドラマ。
見事に自信に満ちた長編デビュー作。
日本映画界の未来は明るい。
IndieWire
抑制された語り口、整った構図、静寂、削ぎ落とされたドラマ。
ささやかな仕草に、言葉にされない想いが込められている。
静かな感動は計り知れず、まるで優しく包み込むような映画。
OUTLOOK
感情のビートを直感的に捉えた長編デビュー作
The Film Stage
ただの背景ではなく、ひとつの登場人物のように描かれる渋谷。
透明でありながら歪み、重層的でありながら無機質。
Film Fest Report
カンヌに選出された日本人監督の中でも最年少クラスの新たな才能。
彼のエキサイティングな挑戦をサポートできることを誇りに思う。
ジェニファー・ゴーティエ
LuxBox
予告編
特報
わかり合えないひとり同士であるからこそ、わかり合えないという一点で、またいつか私たちは交われるのかもしれない。どんなに景色が変わっても消えない、消せない灯りとこの街の記憶。それに包まれて生きるたくさんの「ひとり」に、映画が届いてくれるならと願わずにはいられなかった。